Wanda Warska(vocal) Wojciech Karolak(p) Juliusz Sandecki(b) Andrzej Dąbrowski(ds) Rec.1962
■Wanda Warska 1932年ポーランドのポズナンに生まれる。1950年代中旬頃より同世代のピアニストAndrzej KurylewiczのTrio とともに作品を残すなど本国を中心に活躍する。彼女は決してテクニックで聴かせるタイプではないが、この作品では良い意味で線の細い上品な歌声で英語でスタンダードを歌っている。彼女の最大の魅力はコケティッシュで個性的なフレージングにあるが、特に「Prelude To A Kiss」でのオンリーワンな感情移入は素晴らしく一度聴けば記憶に残る。他に比較的オーソドックスに歌う「My One And Only Love」、彼女が兼ね備えた表現力を使い切ったかのような哀愁を込めて歌うドラマチックな絶品のバラード「Time After Time」、「He Needs Me」を収録。この7inch EPで彼女をサポートするのはサックス奏者からピアニストに転身したての当時22歳の新進の若手ピアニストWojciech Karolak率いるトリオである。ここでは音数少なく控えめにリリカルなプレイでWarska(vocal)を引き立てているが、このトリオは数年後ポーランド屈指の王道テナーサックス奏者Jan WróblewskiをリーダーとするPolish Jazz Quartetを支え名実共にポーランド・ジャズ界を牽引することになる。深夜に孤独を楽しみたい時にひっそりと聴きたい寛ぎに溢れたバラード作品集である。オリジナル・ジャケット有りは珍しい。
■Wanda Warska 1932年ポーランドのポズナンに生まれる。1950年代中旬頃より同世代のピアニストAndrzej KurylewiczのTrio とともに作品を残すなど本国を中心に活躍する。彼女は決してテクニックで聴かせるタイプではないが、この作品では良い意味で線の細い上品な歌声で英語でスタンダードを歌っている。彼女の最大の魅力はコケティッシュで個性的なフレージングにあるが、特に「Prelude To A Kiss」でのオンリーワンな感情移入は素晴らしく一度聴けば記憶に残る。他に比較的オーソドックスに歌う「My One And Only Love」、彼女が兼ね備えた表現力を使い切ったかのような哀愁を込めて歌うドラマチックな絶品のバラード「Time After Time」、「He Needs Me」を収録。この7inch EPで彼女をサポートするのはサックス奏者からピアニストに転身したての当時22歳の新進の若手ピアニストWojciech Karolak率いるトリオである。ここでは音数少なく控えめにリリカルなプレイでWarska(vocal)を引き立てているが、このトリオは数年後ポーランド屈指の王道テナーサックス奏者Jan WróblewskiをリーダーとするPolish Jazz Quartetを支え名実共にポーランド・ジャズ界を牽引することになる。深夜に孤独を楽しみたい時にひっそりと聴きたい寛ぎに溢れたバラード作品集である。オリジナル・ジャケット有りは珍しい。